近つ飛鳥風土記の丘生きものガイド

風土記の丘とはどんなところ!?

 昭和40年代のはじめ、河南町石川地区東方の丘陵部で住宅開発計画が持ち上がりました。現在の大宝地区です。このあたりには多くの古墳がありましたので、住宅開発計画地のうち、特に古墳が密集する部分を大阪府が買収しました。その後、史跡公園としての整備がなされ、昭和61年6月に府立近つ飛鳥風土記の丘として開園しました。29ヘクタールの園内には102基の古墳があり、うち40基が整備公開されています。春には梅、桜が、秋には紅葉が楽しめます。


風土記の丘地図

散策ルート


詳しく解説!

管理棟〜桜並木〜階段まで

管理棟から歩いていくと、左手には落ち葉がたくさん積もった場所があります。次に右手にはクヌギの雑木林があります。ドンドン、坂を登っていくと、桜並木があり、お花見に最適です。桜並木を抜けると右手に広場が見えます。この広場はイノシシが餌を探すので、畑みたいに耕されています。この区間は変化に富んでいて、様々な生きものに出会うことが出来ます。体力的にきつい人はこの区間で十分楽しめます。

階段〜第一展望台〜トイレまで

展望台までは階段が続きます。階段の右の土がむき出しの斜面を見ると砂がすり鉢状になっています。実はこれはアリジゴクの巣なのです。第一展望台は見晴らしが抜群で、ハルカスや明石海峡大橋まで見ることが出来ます。第一展望台からトイレまでは急な下り坂になっており、左右にクヌギやコナラの大木があります。坂の下には沢がながれており、カエルの鳴き声が聞こえます。タゴガエルです。沢の石をひっくり返すとサワガニもいますよ♪                 

トイレ〜管理棟まで

K支群近くに見晴らしの良い広場があります。その広場はカマキリの卵がたくさんあるので、私たちは”カマキリの丘“と言っています。カマキリの丘から戻って坂を下っていくとニセアカシアの大木があります。そこでは樹皮をぜひ触ってみましょう。クッション性のあるコルク質を体感できますよ。秋には落ち葉が敷き詰められた美しい道も見ることが出来ます。そして、横穴式石室があり、中に入ってみるとカマドウマが息を潜めています。ライトを使って観察すると見つかりますよ。

管理棟〜博物館まで

日当たりの良い梅林を通るルートと日当たりの悪い森の中を通るルートがあります。梅林ルートではシジュウカラやエナガなどの野鳥を観察できます。双眼鏡が無くても楽しめるルートです。途中に休憩所があり、天井を見上げると白い卵がくっついています。これはヤモリの卵です。よく見るとたくさんあります!

森の中のルートでは朽木があれば割ってみましょう。コクワガタなどが見つかるかもしれません。また、沢があり、石をひっくり返すとサワガニがいるよ!

 平成6年3月には、風土記の丘の北側に府立近つ飛鳥博物館が開館しました。古墳時代から飛鳥時代の歴史を専門に展示する博物館で、日本の古代国家形成過程がわかりやすく展示されています。また、この博物館は世界的に有名な建築家、安藤忠雄氏が平成の古墳をイメージして設計したもので、安藤氏の代表作の一つとしても有名です。