とりについて知る

鳥類について

 鳥類とは脊椎(せきつい)動物の仲間で、最も飛行能力に特化した動物群です。

一般的には全身羽毛に覆われた恒温(こうおん)動物であり、牙や歯は持たず嘴(くちばし)があります。

後脚による2足歩行で、前脚は翼(つばさ)に変化し飛行に最適な形状となっています(※翼が退化して飛ぶのが苦手だったり、全く飛べない鳥もいます)。

形状は異なりますが、実は爬虫類に近縁で、恐竜から進化したものが鳥類になったとされており、恐竜が厳しい地球環境の変化に適応した結果が鳥類であるという説もあります。
 

鳥類は極地を含め世界中に分布しており、亜種などを含めると約1万種が知られています。日本では633種の鳥類(日本鳥類目録改定第7版)が生息しており、大阪府では364種(大阪府鳥類目録2016)、南河内では159種(大門個人観察記録)が記録されています。
 


鳥類には年中見られる留鳥(りゅうちょう)

春~夏に飛来し繁殖する夏鳥(なつどり)

秋~冬に飛来し越冬する冬鳥(ふゆどり)

春と秋に通過したり一時的に立ち寄ったりする旅鳥(たびどり)

留鳥だが季節によって生息場所を変える漂鳥(ひょうちょう)

などがあり年間を通じて様々な種類を見ることができます。

からだの各部の名称


鳥の種類を調べる際の大きさのものさしになる鳥を「ものさし鳥」と呼びます。カラスと同じくらいやそれより大きい種類はサギ類やタカ類など大型の鳥類になります。種類がわからない場合は大まかな大きさや形状によって種類を識別するヒントにします。

野鳥観察の基本を動画で解説しているので、御覧ください。

それぞれの環境によって、見られる鳥類の種類は変わってきます。このHPでは代表的な環境に生息する野鳥をあげていますので、環境をきっかけに野鳥の種類を調べることもできます。

ここにある以外にも都会のビル街や公園、海岸沿いなど様々な場所に鳥たちは生息しているので色々な環境を探して見つけてみてください。