和名(わめい):キイトトンボ 学名(がくめい):Ceriagrion melanurum

●全長(ぜんちょう):35~45mm前後

●分布(ぶんぷ):本州・四国・九州

●見られる季節(みられるきせつ):5~10月

●生態(せいたい):平地から山地の水草の多い湖沼周辺などで見られるイトトンボの仲間。雄も雌も全体的に黄褐色で、頭胸部は黄緑色。幼虫は水草の豊富な水中で生活する。幼虫(ヤゴ)・成虫共に肉食性で小さな昆虫を食べる。

●珍しさ(めずらしさ):★★☆☆☆ 南河内地域では平地から山地にかけて広く生息するが、個体数は場所によって異なる。市街地でも学校ビオトープなどに飛来して繁殖することもある。近年は抽水植物など水草の豊富なため池の減少によって減少しており、大阪府レッドリストでは準絶滅危惧種(NT)に指定されている。

和名(わめい):ミルンヤンマ 学名(がくめい):Planaeschna milnei

●全長(ぜんちょう):65~75mm前後

●分布(ぶんぷ):北海道・本州・四国・九州

●見られる季節(みられるきせつ):6~11月

●生態(せいたい):低山地から高地の薄暗い湖沼周辺で見られるヤンマの仲間。お盆の季節典型的なほかのヤンマ類と同じく黄色と黒色の模様。暑さを苦手とし、日中は林内の薄暗い場所や木陰で休んでいるが、朝や夕方など涼しい時間に活発に活動する。幼虫も薄暗い林内の植生の多いため池などの水底で生活する。幼虫(ヤゴ)・成虫共に肉食性で小さな昆虫を食べる。

●珍しさ(めずらしさ):★★☆☆☆ 南河内地域では平地から山地にかけて広く生息し、比較的普通に見られるが、主に山地に限られ平地では稀。夏場、日中に山に虫捕りに行くと樹の枝などにつかまって休んでいる姿を見かけることが多い。

和名(わめい):ウスバキトンボ 学名(がくめい):Pantala flavescens

●全長(ぜんちょう):45~55mm前後

●分布(ぶんぷ):全国

●見られる季節(みられるきせつ):4~11月

●生態(せいたい):平地から高地の湖沼や水田周辺などで見られるトンボの仲間。お盆の季節前後に群飛する姿を見かけることから別名『盆トンボ』とも呼ばれる。雄も雌も全体的に黄褐色で、雄は成熟すると腹部がやや赤っぽくなる。アカトンボ類によく間違われるが、異なるグループに属する。南方系のトンボだが、繁殖して世代を重ねながら毎年日本国内を北上していくトンボ類で最終的に北海道まで到達するが、暖かい南・西日本を除いて幼虫は越冬できず、すべて死んでしまう。幼虫はあまり植物のない水域の水底で生活していることが多い。幼虫(ヤゴ)・成虫共に肉食性で小さな昆虫を食べる。

●珍しさ(めずらしさ):★☆☆☆☆ 南河内地域では平地から山地にかけて広く生息し、普通に見られる。ただし、個体数は年によって異なる。市街地でも空き地やグランドなど開けた様々な場所で見られ、学校のプールやビオトープなどを繁殖場所として利用し、ヤゴなどもよく採集できる。馴染み深い身近なトンボの一つ。

和名(わめい):キトンボ 学名(がくめい):Sympertrum croceolum

●全長(ぜんちょう):35~45mm前後

●分布(ぶんぷ):北海道・本州・四国・九州

●見られる季節(みられるきせつ):6~12月

●生態(せいたい):平地から山地の水のきれいな湖沼や水田などで見られるトンボの仲間。雄も雌も翅を含め全体的に黄褐色で、雄は成熟すると腹部がやや赤っぽくなる。その名の通り黄色っぽい色をしているが、ウスバキトンボと異なりアカトンボの仲間。幼虫は水底で生活し、落葉や枝などの堆積物に紛れて生活していることが多い。幼虫(ヤゴ)・成虫共に肉食性で小さな昆虫を食べる。

●珍しさ(めずらしさ):★★★★☆ 南河内地域では平地から山地にかけて良質な水が入り込む水田やため池などに局所的に生息し個体数も少なく稀だが、秋にはほかのアカトンボ類に混じって姿を見せることがある。近年、生息地各地で減少が著しく大阪府下でも減少しており、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。

和名(わめい):コオニヤンマ 学名(がくめい):Sieboldius albardae

●全長(ぜんちょう):80~90mm前後

●分布(ぶんぷ):北海道・本州・四国・九州

●見られる季節(みられるきせつ):5~9月

●生態(せいたい):平地から山地にかけての河川周辺に生息するサナエトンボの仲間。名前にオニヤンマとあり姿も似ているが、全く別のグループに属しこちらはサナエトンボの仲間では日本最大種。成虫はオニヤンマに似て全体的にがっしりした体型で黒と黄色。幼虫は平べったい黒~褐色の身体。幼虫は比較的流れが安定した河川中流部から上流部にかけて広く生息し、やや汚れた水の指標生物にもなっている。幼虫・成虫ともに肉食性でほかの昆虫を捕食する。

●珍しさ(めずらしさ):★☆☆☆☆ 南河内地域では平地から山地の大和川水系中流部から上流部にかけて広く普通に見られるが、成虫は幼虫に比べると見かけることが少ない。

和名(わめい):モノサシトンボ 学名(がくめい):Copera annulata

●全長(ぜんちょう):40~50mm前後

●分布(ぶんぷ):北海道・本州・四国・九州

●見られる季節(みられるきせつ):5~10月

●生態(せいたい):平地から山地の湖沼周辺で見られるイトトンボの仲間。雄では頭胸部は薄い水色で腹部は黒地に水色の斑紋がある。雌では頭胸部は薄緑色で腹部は黒地に薄緑色の斑紋がある。腹部の斑紋は物差しのように一定間隔の体節ごとに現れることに名前が由来する。幼虫は止水域で生活し、水草や落葉などの堆積物に紛れて生活していることが多い。幼虫(ヤゴ)・成虫共に肉食性で小さな昆虫を食べる。

●珍しさ(めずらしさ):★★☆☆☆ 南河内地域では平地から山地のやや薄暗い環境の湖沼周辺で広く比較的普通に見られるが、個体数は多くない。幼虫を捕食する外来種の侵入によって減少している場所もある。

和名(わめい):ベニイトトンボ 学名(がくめい):Ceriagrion nipponicum 

●全長(ぜんちょう):35~45mm前後

●分布(ぶんぷ):本州・四国・九州

●見られる季節(みられるきせつ):5~10月

●生態(せいたい):平地から山地の湖沼周辺で見られるイトトンボの仲間。雄では全体的に美しい赤色。雌は頭胸部は薄緑色で腹部は黄褐色。幼虫は止水域で生活し、水草や落葉などの堆積物に紛れて生活していることが多い。幼虫(ヤゴ)・成虫共に肉食性で小さな昆虫を食べる。

●珍しさ(めずらしさ):★★★☆☆ 南河内地域では平地から山地のやや薄暗い環境の湖沼周辺で局所的に見られるが、生息場所での個体数は多い。幼虫を捕食する外来種の侵入や生息環境の悪化によって全国的に減少しつつあり、大阪府レッドリストでは準絶滅危惧種(NT)に指定されている。

和名(わめい):オツネントンボ 学名(がくめい):Sympecma paedisca

●全長(ぜんちょう):35~45mm前後

●分布(ぶんぷ):北海道・本州・四国・九州

●見られる季節(みられるきせつ):ほぼ一年中

●生態(せいたい):平地から山地の湖沼周辺で見られるアオイトトンボの仲間。全体的に灰褐色。ホソミオツネントンボと酷似しているが、本種は翅の縁紋が重ならないことや越冬後も色がほとんど変わらないことで見分けられる。幼虫は止水域で生活し、落葉や枝などの堆積物に紛れて生活していることが多い。幼虫(ヤゴ)・成虫共に肉食性で小さな昆虫を食べる。成虫で越冬する数少ないトンボ類の一つ。

●珍しさ(めずらしさ):★★★☆☆ 南河内地域では平地から山地のやや薄暗い環境の湖沼周辺でやや局所的に見られ、個体数も少ない。南河内では近年、ホソミオツネンと並んで急速に数を減らしている。大阪府レッドリストでは準絶滅危惧種(NT)に指定されている。冬場は池の周りの枝先などに静かに止まって越冬しているが、暖かい日は越冬チョウ類と同じく日光浴しに陽当たりに出てくることもある。

和名(わめい):オオアオイトトンボ 学名(がくめい):Lastes temporalis

●全長(ぜんちょう):40~50mm前後

●分布(ぶんぷ):北海道・本州・四国・九州

●見られる季節(みられるきせつ):5~12月

●生態(せいたい):平地から山地の湖沼周辺で見られるアオイトトンボの仲間。全体的に金属光沢のある緑色。アオイトトンボやコバネアオイトトンボと似ているが、最も大型で胸部の金属光沢部の違いなどによって見分けられる。幼虫は止水域で生活し、落葉や枝などの堆積物に紛れて生活していることが多い。幼虫(ヤゴ)・成虫共に肉食性で小さな昆虫を食べる。

●珍しさ(めずらしさ):★☆☆☆☆ 南河内地域では平地から山地のやや薄暗い環境の湖沼周辺で広く見られ、個体数も多い。たまにアオイトトンボとも混生することもある。

和名(わめい):ニホンカワトンボ 学名(がくめい):Mnais costalis

●全長(ぜんちょう):40~55mm前後

●分布(ぶんぷ):本州・四国・九州

●見られる季節(みられるきせつ):4~6月

●生態(せいたい):山地の河川周辺で見られるカワトンボの仲間。全体的に金属光沢のある緑色。雄は翅の色が透明と褐色の2タイプがあり、成熟すると胸部背面や腹部に白紛を帯びる。同所的に混生することもあるニホンカワトンボと酷似しており、野外での識別は困難だが、翅の縁紋や翅脈の形などによって見分けられる。幼虫は流水で生活し、川岸の水生植物につかまったり、落葉や枝などの堆積物に紛れて生活していることが多い。幼虫(ヤゴ)・成虫共に肉食性で小さな昆虫を食べる。

●珍しさ(めずらしさ):★★☆☆☆ 南河内地域では山地の大和川水系周辺の河川上流部に局所的に分布しているが、個体数は多い。アサヒナカワトンボが最上流部まで見られのに対して、本種は上流部でも下流に近く開放的な場所で見られることが多い。アサヒナカワトンボと混生するためしばしば間違われることも多いが、詳細な生息域は不明。

和名(わめい):アサヒナカワトンボ 学名(がくめい):Mnais pruinosa

●全長(ぜんちょう):40~55mm前後

●分布(ぶんぷ):本州・四国・九州

●見られる季節(みられるきせつ):4~8月

●生態(せいたい):山地の河川周辺で見られるカワトンボの仲間。全体的に金属光沢のある緑色。雄は翅の色が透明と褐色の2タイプがあり、成熟すると胸部背面や腹部に白紛を帯びる。同所的に混生することもあるニホンカワトンボと酷似しており、野外での識別は困難だが、翅の縁紋や翅脈の形などによって見分けられる。幼虫は流水で生活し、川岸の水生植物につかまったり、落葉や枝などの堆積物に紛れて生活していることが多い。幼虫(ヤゴ)・成虫共に肉食性で小さな昆虫を食べる。

●珍しさ(めずらしさ):★☆☆☆☆ 南河内地域では山地の大和川水系周辺の河川上流部に広く分布しており、個体数も多い。

和名(わめい):リスアカネ 学名(がくめい):Sympertrum risi risi

●全長(ぜんちょう):35~50mm前後

●分布(ぶんぷ):本州・四国・九州

●見られる季節(みられるきせつ):6~11月

●生態(せいたい):平地から山地の林縁や湖沼などで見られるトンボの仲間。雄は頭胸部は黒地に黄褐色の模様があり、成熟すると腹部は赤色になる。雌は全体的に黒字に黄褐色。幼虫は水底で生活し、落葉や枝などの堆積物に紛れて生活していることが多い。幼虫(ヤゴ)・成虫共に肉食性で小さな昆虫を食べる。

●珍しさ(めずらしさ):★★☆☆☆ 南河内地域では平地から山地にかけて樹林に大合われたやや薄暗い環境の水辺周辺に広く生息し、比較的普通に見られるが個体数は多くない。成熟する秋には市街地周辺でも見かけることがある。