細長い体で、頭部には、するどい大あごと短い触角、ひじょうに大きな複眼があります。はねは大きく、あみ自状の超脈に支えられています。幼虫はヤゴとよばれ、ほとんどの種の幼虫が水中にすみます。成虫も幼虫も、ほかの昆虫などをとらえて食べます。


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▼カワトンボのなかま

前ばねと後ろばねはほぼ同じ形で、ゆるやかに飛び、はねを立ててとまります。

複眼は左右にはなれています。幼虫は細長く、腹の先端に細長い3本のえらがあります。

カワトンボのなかまの多くは、色のついたはねをもちます。 イトトンボのなかまには、小型の種が多くふくまれます。


▼ムカシトンボのなかま

ムカシトンボのなかまは、前ばねと後ろばねが同じ形で、左右の複眼がはなれています。

とまるときは、はねを半開きにし、休息するときは立ててとじます。 サナエトンボのなかまは、複眼がやや小さく、黒い体に黄色い紋があります。幼虫は、体がやや平たい形です。


▼ヤンマのなかま

大きな複眼をもつ大型のトンボです。成熟すると、体色が変わるものがあります。

幼虫は細長く、池やぬま、湿地などにすみます。

オニヤンマのなかまは、黒い体に黄色の紋がある大型のトンボで、夏にあらわれます。幼虫は細長く、きれいな小川にすみます。