はねや体の表面を、りん粉が重なり合っておおっています。口器は、原始的なグループをのぞいて大あごが退化し、小あごの一部が細くのびて左右が合わさり、1本の口吻になっています。幼虫は毛の少ないいも虫か、長い毛をもった毛虫で、かむための口器が発達し、多くは植物を食べます。


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▼シロチョウのなかま

体が細長く、多くの種は、はねの色が白や黄色で、黒い紋があります。幼虫は緑色のいも虫です。

さなぎは、アゲハチョウのなかまと同じ帯嫡です。

▼シジミチョウのなかま


小型のチョウのグループです。ふつう、 オスのはねは表が美しく、うらは地味な色、メスのはねは、表もうらも地味な色です。幼虫には、植物を食べるもののほか、アブラムシのような小型の昆虫を食べるものや、アリに育てられるものもいます。

▼タテハチョウのなかま

チョウの中で、最も進化したグループです。前あしは退化しています。葉や枝などに、おしりの先でぶら下がってさなぎ(垂嫡)になります。 タテハチョウ類、フタオチョウ類、テングチョウ類、マダラチョウ類、ジャノメチョウ類の、5つのグループがあります。

▼セセリチョウのなかま

体が太くがっしりしていて、ほとんどの種はとても速く飛びます。触角の先は太く曲がっていて、先端はとがっています。幼虫は葉をまいて巣をつくり、その中でさなぎになります。