[公式]石川流域生きものミュージアム・雨ふる大地の水辺保全ネットワーク
大阪府の南東部の石川流域には大阪とは思えないほど多様な自然があります。子どもが楽しく足もとの自然とつながることができるよう様々なwebコンテンツやサービス、自然の中での体験活動をおこなっています。
大外来種展〜石川流域の外来種図鑑〜
全文は以下をクリック!
2020年 小川でカミツキガメ!?
詳しくは、こちらをお読みください
これは、おそらく飼育個体を逃がすことで小川でカミツキガメが見つかったということになります。
2015年 石川でアロワナ?
2018年 公園でアトラスオオカブト!?
これもおそらくペットを逃がすことで公園でアトラスオオカブトが見つかったということになります。
2016年 公園でオオクワガタ?
「これは在来種!」
と思いきや、オオアゴがオオクワガタよりも大きいのでペット用に改良された種です。観察会で
この様なペットとして飼育していたものが野外で見つかった事例は全国的にもいくつか見られます。
しかし、以下の場合はどうでしょうか?
コイは外来魚?ゲンゴロウブナも?オオクチバスと一緒なの?
ため池の水を全部抜いて・・・などのTV番組が人気を博しています。
番組を見ていると、「コイは外来種!」「ゲンゴロウブナも外来種!」などという言葉が出てきて、オオクチバスやアリゲーターガーなどと同じような扱いで取り上げられています。
そんな様子に少し疑問を持っている人も少なくはないのではないでしょうか。
「コイも悪いやつだから、川にいたらダメ!」「見つけたら駆除しないと!」と思っている幼い子どもも少なくはないのではないでしょうか。
実際の自然観察会でも「外来種」か「在来種」をまず聞いてくる子どもも現れました。しかも、一人では無いのです!
「外来種が悪いとか・悪くないとか」という「二者択一」を掲げて、みなさんと一緒に「外来種」について考える展示を2020年冬におこないました。
本ページは展示をまとめ、外来種について考えてもらうきっかけになればとおもいます。
みんなで考えよう!外来種のこと・・・
以下の記事を順番にお読みいただき、考えていただければ幸いです
その①:外来種が悪い・悪くないという二者択一で考えがち・・・
人は二者択一で考えがち・・・
詳しくは以下の記事を御覧ください!
その②二者択一のワナ・問い方のマジックに引っかからない
「あちらとこちら、どちらが正しいか」と問うことをまずやめようということです。
詳しくは以下の記事をご覧ください!
その③:一般化のワナに引っかからない
人は自分だけの限られた経験や情報を他のモノやコトにもあてはめ、一般化してしまう傾向にあることに気づく
詳しくは以下の記事をご覧ください!
その④ :「外来種が悪いとか・悪くないとか」を超えて・・・
「外来種が悪い・悪くない」という二者択一の問い方ではなく、第三のアイデアを・・・
詳しくは以下の記事をご覧ください!
「外来種が悪い・悪くない」という問い方のマジックと一般化のワナを超えて、その場その場の状況にフィットした第三のアイデアを考えるべきときではないでしょうか。
岸由二先生へのインタビュー
ここからは「外来種は本当に悪者か?」の巻末解説や「自然という幻想」の翻訳を担当され、外来種問題への専門である進化生態学者で慶應義塾大学名誉教授の岸由二さんへのインタビュー等をもとに、未来の自然回復ビジョン・外来種をどう理解し、評価するのか、そして、自然回復と教育の重要性についてみなさんと一緒に考えていきましょう。
「外来種は本当に悪者か?」巻末解説を解説
「自然という幻想」のあとがきを翻訳者が解説
日本ではメジャーではない外来種への考え方を実感いただけたのではないでしょうか?
海外ではTEDでもこの様なプレゼンテーションがあります。「自然という幻想」の著者「エマ・マリス」による「自然はどこにでもある —自然の見つけ方を学びましょう―」 の書き起こし文です。
「自然はどこにでもある —自然の見つけ方を学びましょう―」 TED-書き起こし エマ・マリス
「自然はどこにでもある —自然の見つけ方を学びましょう―」 TED-書き起こし エマ・マリス
TED講演 書き起こし(もとの動画は以下です)
石川流域外来種図鑑!
目次
魚類
ほ乳類
植物
その他の生物
おまけ
6年前 石川流域で初確認されたヌートリア
2014年10月19日石川と飛鳥川の合流点で撮影されたヌートリアです。石川流域では初めて撮影されたヌートリアの映像です。
そこから6年の2020年 飛鳥川や石川でヌートリアがごく一般的に見られるようになりました。
下の動画は飛鳥川・石川合流点から3km程離れた上ノ太子駅前で撮影された動画です。
それを皆さん同考え、同行動するのか。それともしないのか、
ここまで読んだ皆さんはどう思われますか?