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タウナギ (タウナギ科)


タウナギ


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タウナギは、「ウナギ」と名前に付いていますが、この2種は全くの別種です。昔から日本に生息していたわけではなく、1900年代に朝鮮半島から観賞用として持ち帰られたと考えられています。 


1.生息域 

タウナギは、浅い池沼や水田や田んぼに生息することから、タウナギと呼ばれるようになりました。また、朝鮮半島、台湾、インド、マレー半島、東インド諸島などにも分布しています。しかし、日本の本州各地に生息しているタウナギは移入種です。 


2.食性

 小魚や甲殻類の小さなエビ類、水棲昆虫、糸ミミズ、アカムシなどを捕食しています。


3.形態 

身体はウナギのように細長いのが特徴です。また、体長が約80cmにもなる個体もいるそうです。鱗がなく、体表は粘膜で覆われています。さらには、胸ビレと腹ビレもなく、背びれと尾びれと尻びれは繋がっています。眼は小さいのが特徴で、体にある斑紋と混じって分かりづらいのも特徴の一つです。 


4.繁殖生態 

繁殖期は6月〜7 月で、オスが口の中で子供を育てます。また、タウナギはメスからオスへの性転換を行う事で知られています。 幼魚はメス、大型魚はオスとされています。 


5.呼吸法 

口腔の粘膜部で空気呼吸をしており、かなりの断水にも耐える事が出来ます。タウナギはエラが退化しているため、空気呼吸をしないと窒息して死んでしまいます。河川公園周辺での状況

 河川内の流速の弱い半止水域や流域上流からの供給があると考えられる。在来種への影響は比較的軽微か。