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カマツカ 石川流域のお魚ソコソコ解説

カマツカ 

カマツカは臆病な性格で、外敵に襲われるなどすると砂に潜ることがよくあります。また、砂から目だけを出している姿もよく見られます。 



1.生息域

 カマツカは河川の中に生息しています。流れが緩やかな砂底を好むとされており、用水路などに生息している事もあります。また、河川では上流域から下流域まで、幅広い場所に生息している魚です。 


2.食性 

エサは付着藻類や底生動物です。下向きに着いている口で砂を吸い込み、エサをこしとって食べています。その時吸い込んだ砂は、エラから排出します。 


3.形態

 成体の体長は15〜20cmほどです。体色は淡褐色で、吻(ふん)が長く尖り、口ひげがある事が特徴的な魚です。また、身体の模様に注目してみると、背中には暗い斑点が縦に並んでいます。 


4.繁殖生態

 産卵期は5月から6月で、雄の吻・あご・眼のまわり・胸びれに追い星を生じます。産卵は夕方から夜にかけて行われ、直径1㎜の球形卵を産み、砂底に埋めます。卵は約6日でふ化し、早いものは2年、遅いものは3年で成熟します。