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アサマイチモンジ


和名(わめい):アサマイチモンジ 学名(がくめい): Limenitis glorifica

●全長(ぜんちょう):30mm前後(前翅長)

●分布(ぶんぷ):本州

●見られる季節(みられるきせつ):5~10月

●生態(せいたい):平地から高地の草地や林縁などに生息するタテハチョウの仲間。翅は全体的に鈍い青みを帯びた黒褐色で前翅と後翅にイチモンジチョウと同じような白い斑紋列と後縁に黒点列がある。しばしば混生することもあるイチモンジチョウとよく似ているが、本種は日本の本州しか生息せず、前翅の白点列の4番目がイチモンジチョウではほかの白点より小さいのに対し、本種はほかの白点と同じ大きさなので見分けられる。幼虫・成虫ともに植食性で幼虫はスイカズラなどのスイカズラ科植物の葉を食べる。成虫は各種花に訪花し蜜を吸うほか、地面に降りて吸水したり、動物の糞尿なども吸う。

●珍しさ(めずらしさ):★★☆☆☆ 南河内地域では平地から山地に広く比較的普通に見られる。イチモンジチョウより分布域が狭く、日本固有種ということもあり通常は希少種なのだが、南河内においては本種の方が優占種であることが多い。