アメリカカブトエビ
和名(わめい):アメリカカブトエビ 学名(がくめい):Triops longicaudatus
●全長(ぜんちょう):20~80mm前後
●分布(ぶんぷ):本州・四国・九州
●見られる季節(みられるきせつ):一年中
●生態(せいたい):平地から山地の水田など農耕地周辺の水溜まりに生息するカブトエビの仲間。全体的に緑色を帯びた褐色で長い2本の尾と頭部にある3つの眼が特徴。よく似たアジアカブトエビとは尾節の違いで見分けられる。食植性の強い雑食性で水草や植物プランクトン、動物の死骸などを食べる。乾燥に強い耐久卵を産み、水が入るまでのほとんどの季節を卵の状態で過ごす。原始的な特徴を残す生きた化石でもある。
●珍しさ(めずらしさ):★☆☆☆☆ 南河内地域では平地から山地にかけて広く普通に見られる。アメリカと付くように本来はアメリカ大陸原産だが、渡りを行う水鳥に付着した耐久卵によって運ばれたり、農業資材に付着して侵入したとされる。一応、外来生物であるが、自然に入った可能性もある。身近に見れる生きた化石の一つ。
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