コアジサシ
和名(わめい):コアジサシ 学名(がくめい):Sterna albifrons
●全長(ぜんちょう):28cm前後
●分布(ぶんぷ):本州・四国・九州・沖縄
●見られる季節(みられるきせつ):夏鳥
●生態(せいたい):海岸や河口、湖沼、河川などに飛来するアジサシの仲間。上面は全体的に灰色でお腹側は白い。頭部は黒色で頬は白く、嘴は黄色で先端は黒い。肉食性で主に魚類を捕食する。「キリッキリッ・・・」と鳴く。海岸の砂浜や瓦礫のある埋め立て地、河川の中州など開けた場所に営巣する。
●珍しさ(めずらしさ):★★★★★ 南河内地域では夏鳥として大和川周辺の河川や湖沼でたまに見られるが、非常に稀。南河内では現在は繁殖しておらず見られる個体の多くは大阪府下の個体が迷行したり、採餌のための一時的な飛来と思われる。営巣場所を含む生息環境の悪化で全国各地で減少しており、絶滅が心配されている。環境省では絶滅危惧Ⅱ類(VU)、大阪府レッドリストでは絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)に指定されているほか、国内希少野生動植物種にも指定されている。
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