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コバネイナゴ


和名(わめい):コバネイナゴ 学名(がくめい):Oxya yezoensis

●全長(ぜんちょう):15~40mm前後

●分布(ぶんぷ):ほぼ全国

●見られる季節(みられるきせつ):6~11月(成虫)

●生態(せいたい):平地から山地の草原や農耕地周辺、河川敷などに生息するイナゴの仲間。全体的に緑色または黄緑で翅は淡褐色。複眼の後ろから胸部にかけて黒い帯と腹部より短い翅が特徴。本種とよく似た種類により翅の長いハネナガイナゴがいる。コバネイナゴは基本的に翅先が腹端を越えないが、まれに長翅型が現れるため、正確に区別するには先端の交尾器の形で見分ける必要がある。草食性の強い雑食性で、イネ科植物を中心に様々な雑草を食べる。まれに昆虫やミミズなどの死骸など動物質も摂ることがある。時にイネを加害することもあり、農業害虫として扱われることもある。イナゴの佃煮に使われることが多い。

●珍しさ(めずらしさ):★☆☆☆☆ 南河内地域では平地から山地にかけて広く普通に見られ、ハネナガイナゴよりも見かける頻度が高い。かつてはイネを加害する農業害虫として有名だったが、生息環境の悪化や農薬の影響などで減少し、イネへの加害も斑点米カメムシなよりも少ない。


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