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夏眠 夏に寝る?

夏眠(かみん)について


夏眠とは生物学で用いられる専門用語で、

夏の暑さや乾燥などに耐えるように身体の発育や代謝を一時的に中断させることです。


寒さに起因する冬眠とは大きな違いはなく、ともに休眠という現象の一つです。


眠るという漢字が使われていますが、実際は寝ているというよりは身体や体内の活動を停止させて、エネルギーの消費を最小限に抑えることによって厳しい気候のある季節や時期を耐え忍ぶために生物が発達させてきたものです。


冬眠では哺乳類や両生爬虫類など多くの生き物で見られますが、

夏眠は両生爬虫類や魚類、昆虫やカタツムリなどの陸生貝類で見られ、冬眠に比べるとやや範囲が狭いです。


諸外国ではワニやヘビ、トカゲ、カエル、ハイギョなどが有名ですが、日本では昆虫(チョウ類やテントウムシ類などでよく見られる)やカタツムリなどが一般的です。