環境教育教材の開発
カワバタモロコ
ふるさとのいいとこ発見
環境教育はふるさと教育の側面がある!!
「地域への愛着は,ふるさとを大切にする活動の進展,持続可能なまちづくり,身近な生物多様性の保全活動など様々な地域活動の要因となっており,地域にとってふるさとを愛する教育は大切である.」という結果が社会心理学の研究で明らかになりつつあります。そこで、「カワバタモロコタイム」ではふるさとに愛着を持つきっかけとして「カワバタモロコ」(ふるさとに貴重な生物が生息していること・児童が飼育しやすいこと等からカワバタモロコが適当)についての紙芝居やペープサート、カワバタモロコの飼育等を通した学習を行い、ふるさとの自然に興味を持ち、ふるさとの歴史文化や豊かな自然に愛着をもつ子どもが育ってくれる事を願っています。主にカワバタモロコの生息域外保全拠点付近の小学校や幼稚園(予定)で行っております。
目的:カワバタモロコを通して、校区の自然に目を向け、自然に対して豊かな感受性を持ち、ふるさとを愛し、
将来を考える力を持つ子どもの育成。
教材対象年齢 :幼稚園〜6年生
時 間 数 :1 〜 2時間
指 導 者 :2名〜4名
使用教材 :カワバタモロコの紙芝居・ペープサート・ワークシート(カワバタモロコレポート)
準 備 物 :プロジェクター・上記教材
使用教材
使用教材の詳しくは最下部を参照!!
・紙芝居①(カワバタモロコの紙芝居「みんなで守るカワバタモロコ」)
ねらい:カワバタモロコの名前の由来、カワバタモロコがふるさとに昔はたくさんいたこと、守る意味等を紙芝居を通して、幅広い年代の児童 に、分かりやすく伝えるため。
・カワバタモロコのペープサート「カワバタモロコくんの春夏秋冬」
ねらい:カワバタモロコのすみかと暮らし(一生)について、ペープサート(人形劇)を用いて、ストーリー仕立てで分かりやすく、幅広い年代の児童に伝えるため。
・プレゼンテーション「生き物から見たふるさとのすごいところ」
ねらい:カワバタモロコの他にふるさとには、歴史遺産や豊かな自然自然(多くのため池や森林)等がある事を伝え、ふるさとはすごいところで素敵なところである事を知ってもらうため。
・カワバタモロコレポート
⇒カワバタモロコレポートはカワバタモロコの塗り絵とカワバタモロコクイズからなります。
▶カワバタモロコの塗り絵
ねらい:ぬりえをする事で楽しみながら、カワバタモロコの体のつくりを観察できるため。
▶カワバタモロコクイズ
ねらい:ぬりえで観察した、体のつくり、いままで学習内容をクイズで振り返るため。
・紙芝居②(カワバタモロコの紙芝居「ピンチ!! カワバタモロコくん」)
ねらい:今までの学習「カワバタモロコのすみか・くらし・からだのつくり」をヒントとして、どうしてカワバタモロコが絶滅しそうなのかを考 え、総合的にまとめるため。
1時間目
①導入〜カワバタモロコってどんな魚?〜
南河内のカワバタモロコの現状について紙芝居を用いて伝えます。紙芝居後、内容についてワークシートにまとめます。
使用教材:紙芝居① ・ 時間:10分(紙芝居4分・ワークシートへのまとめ6分)
② カワバタモロコと喋ろう 〜カワバタモロコについてより深く知ろう〜
カワバタモロコについてより深く知るために「からだのつくり、すみか、くらし」をカワバタモロコレポートやペープサート(人形劇)で楽しく学習し、ワークシートへまとめます。
授業内容について児童が着いて来ているか把握するためにカワバタモロコクイズを行います。
使用教材:ペープサート(人形劇)
・ 時間:10分(内まとめ4分) カワバタモロコレポート(ぬりえ等)
・ 時間:7分 カワバタモロコクイズ ・ 時間:5分
2時間目
①ふるさとのいいところを知ろう
カワバタモロコの他にもたくさんの生き物(魚)が息づくふるさとの自然や歴史遺産等につ
いて学習し、ワークシートにまとめます。
使用教材:パワーポイントでふるさとの自然や歴史遺産を紹介 ・ 時間15分
② カワバタモロコはどうして絶滅危惧種になったの?
カワバタモロコについて深く知ったところで、カワバタモロコを取り巻く環境変化によって
カワバタモロコが絶滅の危機に瀕している原因について紙芝居を通して学びます。その後ワ ークシートへまとめます。
使用教材:紙芝居② ・ 時間10分
③ まとめ
ふるさとにはたくさんのお宝があって、とても良いところであること、みんなで素晴らしい ふるさとを守る事を伝えます。
そして、磯長小学校でもカワバタモロコを守るために3月に ビオトープで池干しを行い、カワバタモロコのすみかにする事を伝えます。
▶宿題として、授業を受けての感想文を書かせます。
カワバタモロコタイム
(紙芝居)
ペープサート
児童の発達段階に沿ったワークシート
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