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シマドジョウ


シマドジョウ類

Cobitis spp.

シマドジョウ 砂を取り込み、砂中にある藻類や有機物を綺麗に食べてくれるため、水槽では水底を綺麗にしてくれるお掃除屋さんとして知られています。 


1.生息域 

山口県西部と九州を除く本州、四国に広く分布している、日本の固有種です。主に底質が砂礫の用水路や小川などの流れが穏やかな場所に生息しています。


 2.食性 

砂に潜り込む性質があり、砂中の小動物や付着性藻類、プランクトンの死骸などからなる有機物のデトリタスを食べる雑食性です。 


3.形態 

成魚は6~14cmほどで、体は細長く、6本の口ひげを持っています。眼の下には眼下棘または眼前棘と呼ばれる骨があります。骨質盤は、楕円形の基部とくちばし状の先端部をあわせ持つ形状です。体色は肌色で,体側中央に円形ないし楕円形の黒色斑紋が点列状に縦走しています。背鰭と尾鰭には数条の小さな黒色斑紋が不規則にみられ、斑紋は地理的変異が大きいです。また、成熟した個体の体側中央部の黒色斑紋は点線ではなく破線状になっています。


4.繁殖生態 

繁殖期は5〜6月で、川に流れ込む細流などに集団で移動し、オスがメスに巻き付くようにして産卵が行われます。

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