モツゴ


モツゴ

Pseudorasbora parva

 モツゴは環境の変化や水の汚れに強いだけでなく、雄が卵につく汚れを掃除したり、卵を守ったりすることによって、ふ化率が高いことで知られています。しかし、外来種の影響で生息数が激減したところもあり、地方によっては絶滅危惧種や準絶滅危惧種などに指定されています。 


 1.生息域 

 日本では関東地方より西の本州、四国、九州に自然分布しています。しかし、現在は北海道や東北地方、沖縄県などにも移入しており、日本全国で生息が確認されています。湖や池沼、ため池、川の下流域などに生息していますが、モツゴは適応力に優れており、場所によっては川の全流域やコンクリートで護岸された都市部の川でも見ることができます。また、泥底の淀みいることが多いです。


 2.食性

 雑食性で、付着藻類のほか底生動物などを食べますが、成魚は主にユスリカの幼虫を好んで食べます。

 

3.形態 

 体は細長い側扁形で、体色は灰色から銀白色です。体側の中央には側線が縦に入っています。普通はこの側線に沿って黒い縦線が見られますが、地域差や個体差があり、中には縦線が全く見られないものもいます。また、モツゴには口ひげがなく、メスよりもオスの方が大きくなります。


 4.繁殖生態 

 繁殖期は4月~8月で、石やコンクリート、ヨシなどの植物の表面に卵を産みます。この時期には、オスは産卵床となる石やコンクリートの表面のコケやゴミを取り除いて、その周りに縄張りをもつようになります。また、オスは婚姻色によって全身が黒くなり、口の周りには棘状の追星が表れます。産卵行動は曇りや小雨の早朝に行われることが多く、卵は粘着性のある淡い黄色をしていて、石などの上へひも状に産み付けられます。卵は8~12日程でふ化しますが、その間はオスが卵を守ります


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