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オオクチバス(ブラックバス)


オオクチバス(ブラックバス)

Micropterus salmoides

特定外来生物し指定されており、多数の都道府県で移殖放流が禁止されています。釣魚として人気ではありますが、各地で意図的な放流が行なわれてきた可能性が問題視されています。世界規模で猛威をふるっている侵略種であり、イギリスや韓国では生体の持ち込みが禁止されています。


 1.生息域

北アメリカ原産ではありますが、現在では日本全国に生息しています。春から秋にかけては、水草地帯や障害物のある岸辺近くでエサを求めて動き回り、水温が10℃前後になる晩秋には深いところへ移動します。また、厳寒期には沈木やその他の障害物の間で群れをなして越冬します。 


2.食性 

通常はオイカワやヨシノボリ類などの魚類やエビ・ザリガニ類などの甲殻類を主食としています。また、水生昆虫や水面に落下した陸生昆虫や鳥のヒナを捕食することもあります。 


3.形態 

成魚は全長30~50cmほどになります。上顎の後端が眼の後縁の直下よりも後方に達していることが特徴です。 


4.繁殖生態 

繁殖期は春から初夏にかけてです。オスが作ったすり鉢状の巣で産卵が行われます。産出された卵や孵化後3週間くらいまでの仔魚はオスに保護されます。卵は沈性付着卵で、一匹当たりの抱卵数は2,000~145,000個ほどと言われています。


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