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カエルの不思議



天敵だらけの田んぼでカエルはどうして鳴いて自分をアピールし続けることができるのかな?

カエルは鳴き声でカラスやヘビなど敵に居場所を教えているようなもの。

 そこでカエルは「隠ぺい色(いんぺいしょく)」といって、体の色柄を周囲にある青葉や土の色そっくりに変化させてカモフラージュします。

下の写真にトノサマガエルがいます。見つけることができますか?



また、海外のカエルでは「警告色」という毒々しい柄の南アフリカのヤドクガエルは、フグ毒の10倍も強い猛毒を体にもっています。



カエルを観察してみよう

とくに耳に注目だアマガエルは夜行性なので大きなギョロ目。鼻の孔がふたつ。

目の後ろに耳があり、空中や水中を伝わる音をキャッチしやすいように鼓膜が表面に出ています。吸盤付きの指は前足に4本、後足に5本で、この吸盤とおなかを石や草などにペッタリ付けてつかまります。


鳴き声に2種類あるのがわかるかな?

田んぼなどでケロケロとしきりに鳴き続ける。オスが「ここにいるよ」と宣言して結婚相手としてのメスを呼ぶためのもので、「ここは自分の縄張りだぞ」という自己アピールの役目もはましています。もうひとつの鳴き声は自分の縄張りに入ってきた他のオスをおどかすためのもの。一晩中鳴いているのはオスで、メスは身の危険を感じたときなどに鳴きます。