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カマキリの卵の不思議



カマキリの卵は、ちょっと変わった形。 これは“卵のう”と呼ばれるもので、中は右のイラストのようになっています。

中心に小さな部屋が放射状にあり、この中に卵が約200個も入っているのです。冬の間も卵の周りのスポンジのような部分で空気の層を作り、寒さから守っています。

ではどれだけ保温力があるのか調べた実験を紹介します。

マイナス23℃の冷凍庫に、カマキリの卵のうと、同じ大きさのおだんごをセット。24時間後にそれぞれの内部の温度を調べてみます。するとおだんごの内部はマイナス18C。

一方、卵のうの温度は2℃でした。ちゃんと空気の層が卵を守っているのです。

こうして守られた卵は、春になるとふ化します。