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タマムシ 〜それは魅惑の宝石〜


タマムシ

成虫はえのきの葉っぱを食べる美しい昆虫。卵は枯れ木に生む。

照葉樹の枯れ木に生むことが多い。写真は枯れ木に産卵しているメスのタマムシ。


針葉樹の枯れ木にはウバタマムシという別種のタマムシ(写真下)がいる。

美しさが全然タマムシと異なる。


タマムシのオスは夏の空をメスを探すために飛ぶ。

エノキの葉を食べる。メスはエノキなどの葉の上でオスに見つけられるのを待っている。

メスの体は紫外線を反射し、オスはその反射光を頼りにメスを探す。

虫の目には、人には見えていない紫外線で通した色が見える。虫の大半は、その色で仲間の確認などをしている。

日差しが強いほうがタマムシのオスはメスを見つけやすいので、日差しが強く暑い日のほうがタマムシは飛び回るのかな? 


「構造色」というもの

 本来のタマムシの緑の色はの部分は何色かわからない!?

人間の目は青や緑は認識しやすい。例えば、海の水は透明なのに、海の色は青く見えるのと一緒で、海の水に太陽光が反射したら青色がよく見えるので青っぽくみえる。

それと一緒でタマムシの体に反射した太陽光の緑色がよく人間の目に届くので緑色に見えているだけ。

つまり、タマムシの本来の色はわからないのです。