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朝にスズメがチュンチュン鳴くワケ

「スズメ」 最近あまり見なくなった?

 ここ 20年ほどでスズメの生息数は半減したといわれています。

 その明確な理由はよくわかっていませんが、スズメの繁殖の様子に関係しているようです。

スズメは建物のすきまなどを利用して巣をつくります。 

最近の家にはそのようなすきまが少なくなったことで、なかなか効率よく繁殖できなく

なったのではないかと考えられています。 


古くから人間の近くで生息していますが、警戒心が強く、接近するとすぐに逃げ出します。体の小さいスズメには、実に多くの敵がいます。例えばカラスです。賢いカラスはスズメを直接つかまえて食べるだけでなく、巣の中で育てている雛を襲うこともあります。 またネコもスズメにとっては強敵です。エサとしてだけでなく、遊びとしての狩りもしますから、スズメにとってはたまりません。


そのような敵から身を守るために人間の近くで生息してきたと言われています。


スズメといえば、朝になると元気にさえずっている印象がありますね。

 じつは朝のさえずりは、メスの気をひく求愛行動です。エサを食べて体力的に充実している個体は繁殖を考えます。つまり楽しそうにさえずっているわけではなく、必死に自分の相手を探していたのです。