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結婚するときに使う目があるアゲハチョウ「アゲハチョウ」

 アゲハチョウは、顔にある通常の目のほかに、もう一つの目を持っているそうです。

いったい何に使うのでしょうか。

その目は、お尻の先端にあります。 実は、そのお尻の目はオスとメスで役割が少し

ちがいます。

まずオスの場合です。

アゲハチョウがうまく卵をうむためには、結婚する時にオスとメスのお尻をぴったりと合わせる必要があります。オスのお尻の目は、ぴったり合わさっているかどうかを確認するために使っています。

お尻の目で見て真っ暗闇だと感じたならば、オスとメスのお尻は、光が入らな時いほどぴったり合わさっているということになります。それが確認できると、順調に交尾を進めることができるのです。

 メスのお尻の目は、卵をうむときに重要な役割をはたします。

メスのお尻の目は、卵をうむための管の近くにあり、ふだんはお尻の中に隠れています。卵をうむときに、卵を認うむための管をのばすと、目もお尻の中から出てきます。すると、目は光を感じて明るいと感じます。つまり、明るいと感じるとき、きちんと卵をうむ管が外に出ているということを確認できるのです。