人間が品種改良で生んだ生き物「金魚」
「金魚すくい」は誰もが一度はやったことがある出店の定番!
また、ペットショップなどでも見かけるキンギョですが、もともと野生には存在しません。
どういうことでしょうか。 フナの突然変異種 キンギョには赤や黒、白まで様々な色合いのものがいますね。
しかし卵からかえった稚魚はどの種類も黒っぽい色をしています。
金魚はもともとフナの突然変異種で、人の手によって様々にかけ合わせることで
多くの品種がつくられた観賞魚です。
フナは黒っぽい色をしていますが、稚魚のうちは原種のフナにそっくりなのです。
生育したキンギョとフナとは姿が全く異なりますが、学名は同じです。
成長するとかなり大きくなるります。
キンギョはうまく育てると大きく成長し、30 cm にもなります。また変温動物のため、20~28℃くらいの範囲に保つともっとも活動的になります。そのため大事なのは、人の手で
触らないことです。36℃前後の人の体温は魚類にとっては負担なのです。
様々な種類のキンギョ もともとフナやキンギョは遺伝的変異がおこりやすく、その特徹を
いかして観賞用に交配を重ねてきました。
フナの体型を比較的保っているワキン(和金)のほか、ゴロンとした体型のリュウキン(琉金)、眼球が飛び出しているデメキン(出目金) などが一般的です。コブをもつランチュウ (蘭鋳)、
目の周辺にコブをもつスイホウガン(水泡眼)など、実に多くの品種がかけ合わせによって
生み出されています。 しかし、品種改良によって生まれた種類は自然界では圧倒的に
不利なことが多く、淘汰されてしまいます。
ですから、系統を維持するためにしっかりと管理されているのです。
キンギョも病気にかかります。 自然界だとそれほど大きな問題にならないものでも、
狭い環境で育てられている水槽内の魚にはかなり深刻なダメージになります。カビなど、
病の原因は多種にわたるので注意が必要です。さらに金魚はフナが元なので大切に飼わないと金魚からフナに逆戻りします。そんな悲惨なことにならないために大切に飼いましょう。
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