偽物の目と本物の目「アゲハチョウの幼虫」
アゲハチョウの幼虫の目はどこにあるでしょう。
アゲハチョウの幼虫を見ると、体の前の方に大きな黒い部分があります。
明らかに目のような姿形ですが、残念ながら「目」ではありません。
それは胸にある「もよう」です。本当の目は頭の先端にあります。頭の先の少し下側です。 蝶は小さな目が6個 チョウの幼虫の目は、基本的に右と左に6個ずつあります。
もしチョウの幼虫を見つけたら、幼虫の頭を虫めがねで見てみてください。
小さい点々が6個ならんだ、本物の目を見ることができるでしょう。 チョウの幼虫を探して、目を虫めがねで見てみましょう。自は、基本的には左と右に6個ずつで、半円の形にならんでいることが多いようです。
なぜアゲハチョウの幼虫は大きな目のようなもようをもっているの?
アゲハチョウの幼虫は、敵に出会った時に、頭を持ち上げて立ち、まるでヘビのように、
相手をおどかします。自分は体が大きい生きものなんだ、と見せるわけです。 その体に
大きな目がついていたら、より大きな生きものに見えませんか?大きな黒いもようを大きな目に見せて、相手をさらにおどろかせているのです。
ただし、それが天敵である鳥などにとってどれくらい効果があるのかは、まだ
わかっていません。
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