どうしてウグイスは春に「ホーホケキョ」と鳴くの?
ウグイスにとっての ヘビは、卵を食べてしまう天敵です。
ウグイスにとってのホトトギスは、巣に卵をうみつける厄介な敵です。
これを「託卵」といいます。やがて巣は、ホトトギスのヒナだけになってしまいます。
両方ともウグイスにとっては厄介な存在です。
なのでそれを避けるために、ウグイスは5個ほどの卵を産み、すぐヒナがかえります。
ヒナはエサをたくさん食べるので、親はエサのイモムシ集めに大忙しです。
では、なぜウグイスは春に活動するのでしょうか。
答えは、ヒナのエサがたくさんあり、天敵が少ない時期だからです。
6月ごろになってしまうと、天敵のヘビやホトトギスが活発に動き始めます。
どちらも、ウグイスにとっては厄介者です。
なのでウグイスは、春の間に繁殖をし、厄介者が動きだす前にヒナを育てるのです。
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