フンによくとまる日本の国蝶「オオムラサキ」
メスは地味な色ですが、オスは鮮やかな青むらさき色の美しいはねを持っています。
でも、ただ美しいだけではありません。
かなりたくましいチョウなのです。
オオムラサキはクヌギやコナラの樹液を吸いますが、甘い樹液はカブトムシやスズメバチも大好きな昆虫界の人気メニュー。樹液を巡る争奪戦に、オオムラサキは大きなはねを武器にして、バッサバッサと攻撃。天下のスズメバチを追い払うほどの強さなのです。
そして樹液のほかにも、落ちて腐った果物や動物のフンを食べる こともあります。
▲小動物の尿にとまり、ミネラルを補給するゴマダラチョウ
「こんなきれいなチョーウが フンを?」と意外観に思うかもしれませんが、これはミネラル分を補給するため生きていくために必要な行動なのです。「汚い」なんて思うのは人間の勝手な思いこみかも。
▲ハイキング中に腕の汗でミネラル補給をするウラギンシジミ
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