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③流域地図を作ろう! まずは谷を見つけてみよう!

実際に自分の生活している場所はどのような流域に属しているのだろうか?

そんな疑問を持った人もいるのではないでしょうか。それでは、自分はどこの流域に属しているのか調べてみましょう!そこで用意するのが、等高線が記載されている地図。等高線とは中学校の社会で多くの人が学んだ内容です。等高線がわかる地図を用意したら、まずは川を探しましょう。その川をたどり、山地のほうへ行くと川に向かって口を開く等高線が現れ始めます。


 その脇には口を閉じる等高線があるはずです。口を開く等高線が谷、口を閉じる等高線が尾根となります。まっすぐ平らだと思っていた地面でも、降った雨は左右に分かれて流れる場所があります。それを分水界と言います。その分水界が尾根となり、雨水は低い場所(低地)へと集まり、またそこからどこかへ流れていく。  


そのため、雨が降る大地であれば、分水界を境にどこでも、この流域という単位で分割することができます。そして、流域同士は重なることなく、一つひとつがジグソーパズルのピースのごとく接する。それをつなげていくと、やがて日本列島という形になります。「流域」という単位で区分けしても、見事に日本地図をつくることができるのです。


 同様の等高線を使用して、流域の研究をおこなう太子町立中学校社会科学部の中学生が石川流域の流域地図をGoogleのマイマップで作成しました。石川流域にお住まいの方は、自分がどの流域に属しているのかわかるのではないでしょうか。