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ナガサキアゲハ


和名(わめい):ナガサキアゲハ 学名(がくめい):Papilio memnon

●全長(ぜんちょう):55~80mm前後(前翅長)

●分布(ぶんぷ):本州・四国・九州・南西諸島

●見られる季節(みられるきせつ):4~10月

●生態(せいたい):平地から山地の農耕地や市街地などに生息するアゲハチョウの仲間。日本産のアゲハチョウの仲間では最大クラスの大きさ。翅は雄では全体的に青みがかった黒色。雌は前翅は色が薄く、後翅の白い斑紋と翅の付け根の赤い斑紋が目立つ。南の山地ほど色が白っぽく美しい個体が多い傾向がある。アゲハチョウ類に多い尾状突起(後翅から伸びる突起)を持たないが、稀に尾状突起を持った個体が出現することもある。幼虫はミカン科植物の葉や芽を食べ、成虫は花の蜜を吸う。蛹で越冬する。数十年前は稀な種であったが、温暖化の影響で生息地が北上し、各地で見かける機会が多くなっている。

●珍しさ(めずらしさ):★☆☆☆☆ 南河内地域では食草のある農耕地周辺や山地、市街地などに生息し、普通に見られる。南河内でも昔は少なかったが、近年はクロアゲハとならぶほどよく見られるようになってきている。

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