ツマグロヒョウモン

和名（わめい）：ツマグロヒョウモン　学名（がくめい）:Argyreus hyperbius

●全長（ぜんちょう）：35~45mm前後（前翅長）

●分布（ぶんぷ）：本州・四国・九州・南西諸島

●見られる季節（みられるきせつ）：4~11月

●生態（せいたい）：平地から山地の農耕地や市街地などに生息するタテハチョウの仲間。翅は雄では全体的にオレンジみがかった褐色で黒い多数の斑紋が特徴。雌では名前の由来通り前翅の先端が黒い色なのが特徴。雌は毒を持つカバマダラに擬態しているとされている。幼虫はスミレ科植物の葉や芽を食べ、成虫は花の蜜を吸う。蛹で越冬する。ナガサキアゲハなどと同様にかつては暖かい地方でしか見られなかったが、温暖化の影響で北上しつつある。

●珍しさ（めずらしさ）：★☆☆☆☆　南河内地域では農耕地周辺や市街地などに生息し、普通に見られる。