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ギャップ

ギャップ


自然林であれ人工林であれ、常緑の広葉樹林、針葉樹林が成立すると(極相状態)。その林内では光合成に強い光を必要とする落葉広葉樹などの陽生植物は生育できなくなる。

ところが、台風、山火事、人為的な伐採などで極相林の一部が破壊されると、直接日光が林内に差し込み陽生植物が一時的に復活する。このような空間をギャップという。

ただし、落葉広葉樹の葉が茂ると、その幼木の成長は阻害されるため、いずれは元の状態に戻る。

写真はスギ、ヒノキの植林内のギャップで、生育するカエデ類などの様子。これも数十年後には姿を消しているかもしれない。