チビクワガタ

和名（わめい）：チビクワガタ　学名（がくめい）:Figulus binodulus

●全長（ぜんちょう）：10~15mm前後

●分布（ぶんぷ）：本州・四国・九州

●見られる季節（みられるきせつ）：ほぼ一年中

●生態（せいたい）：平地から山地の雑木林などで見られるコガネムシの仲間。雌雄ともに光沢のある黒色で、上翅にはすじ模様がある。所謂クワガタ類と異なり、大あごは雌雄でほぼ差はなく、どちらかというとゴミムシ類に似た印象を受ける。雑食性で幼虫は腐葉土や朽木などを食べ、成虫は朽木の樹皮下で生活し、樹液に集まるほか、ほかの小昆虫などを捕食する。成虫で越冬し、冬場に朽木を割って虫を探していると越冬する本種が数個体出てくることがしばしばある。

●珍しさ（めずらしさ）：★☆☆☆☆　南河内地域では平地から山地まで広く分布し、市街地では少ないが山沿いでは多く見られる。雑木林をはじめ、公園や市街地では街灯に飛んでくる場合もある。