今週の新着動画


オツネントンボ


和名(わめい):オツネントンボ 学名(がくめい):Sympecma paedisca

●全長(ぜんちょう):35~45mm前後

●分布(ぶんぷ):北海道・本州・四国・九州

●見られる季節(みられるきせつ):ほぼ一年中

●生態(せいたい):平地から山地の湖沼周辺で見られるアオイトトンボの仲間。全体的に灰褐色。ホソミオツネントンボと酷似しているが、本種は翅の縁紋が重ならないことや越冬後も色がほとんど変わらないことで見分けられる。幼虫は止水域で生活し、落葉や枝などの堆積物に紛れて生活していることが多い。幼虫(ヤゴ)・成虫共に肉食性で小さな昆虫を食べる。成虫で越冬する数少ないトンボ類の一つ。

●珍しさ(めずらしさ):★★★☆☆ 南河内地域では平地から山地のやや薄暗い環境の湖沼周辺でやや局所的に見られ、個体数も少ない。南河内では近年、ホソミオツネンと並んで急速に数を減らしている。大阪府レッドリストでは準絶滅危惧種(NT)に指定されている。冬場は池の周りの枝先などに静かに止まって越冬しているが、暖かい日は越冬チョウ類と同じく日光浴しに陽当たりに出てくることもある。