今週の新着動画


ウスバカゲロウ

和名(わめい):ウスバカゲロウ 学名(がくめい):Hagenomyia micans

●全長(ぜんちょう):25~40mm前後(前翅長)

●分布(ぶんぷ):ほぼ全国

●見られる季節(みられるきせつ):6~9月

●生態(せいたい):平地から山地の林内や林縁などで見られるウスバカゲロウの仲間。成虫はトンボのような細長い黄色みがかった暗褐色の身体に透明な長い翅を持つ。幼虫はずんぐりとした黄褐色の身体に大きな大あごを持つ。また、幼虫は家屋の軒下や木の根元など乾燥した砂地にすり鉢状の巣を作る。総じてこの種類の仲間はアリジゴクと呼ばれる。幼虫・成虫ともに肉食性。幼虫は作った巣に小さな虫などを引きずりこんで毒のある大あごで捕まえて体液を吸う。成虫は小さな昆虫を捕食するほか樹液などを吸うこともある。

●珍しさ(めずらしさ):★★☆☆☆ 南河内地域では平地から山地にかけて広く比較的普通に見られるが、成虫は幼虫に比べると見かけることが少ない。成虫は街灯などのライトに集まるので市街地でも見かけることもある。