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赤いけど赤とんぼではないトンボがいる!?

色が赤いトンボは全部赤とんぼという人がいるが、違う! 

トンボは成虫になり、繁殖できるようになることを性成熟といいます。 (写真上:性成熟したミヤマアカネ 写真下:性成熟前のミヤマアカネ)

この性成熟の時に色が変わるトンボを赤とんぼ!と呼ぶそうです。性成熟して青色になっても赤とんぼというわけです。 

なので、真っ赤なショウジョウトンボは成虫になった時点で赤く、性成熟しても色が変わらないので赤とんぼではないのです! 

写真:ショウジョウトンボ:これだけ赤くても性成熟しても色が変化しないので、赤とんぼの仲間ではない・・・

赤いトンボはすべて赤とんぼの仲間ではないという、ややこしい事実・・・  


赤トンボという種類の赤とんぼはおらず、たくさんの種類があることはあまり知られていない。 一般的に赤トンボと呼ばれるのはアカネ系のトンボのことだ。このアカネの仲間は、秋になると体の色が変化して赤く色づく。 運動会シーズンにグラウンドで飛んでいるトンボはアキアカネやウスバキトンボ。

(写真上:リスアカネ  写真下:アキアカネ)

夏のトンボの代表がシオカラトンボやオニヤンマなのに対して、秋のトンボの代表はやはりアカネ系だ。 

アカネ系のトンボのヤゴの期間はとても短く、3〜6ヶ月ほどで成虫になっていまう。

そのため、夏前に生まれたヤゴが初秋に成虫として親になり、産卵することになる。