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真冬に産卵するフユシャクガを見つけよう「フユシャクガ」

フユシャクガを見つけに行こうサクラ並木などで見ることができます。


夜行性で、懐中電灯などで照らすと、オスが明かりに飛んできます。


 フユユシャクガは、名前に 「冬」とついているように、冬に活動するがです。

冬に活動するというのも珍しいですが、それ以上に珍しいのが「口をもたない」というところです。大人に成長したフユシャクガは、いっさい なにも食べません。それだけではなく、メスははねが退化していて、飛ぶこともできません。


 卵をうむことに集中

メスは飛べないので、独特なにお問いでオスを呼び寄せます。オスにははねがあり、においをたよりにメスの元 へ と飛んできます。 

オスとメスがめでたく結婚をすると、その翌日にはメスが卵をうみます。エサをまったく食べませんが、フユシャクガは最長で一ヶ月ほど生きることができます。

なぜフユシャクガのメスにははねがない時のでしょうか。冬は、花も少なくエサをとるのに苦労します。寒いなか結婚相手や、エサを探すには体力を使いますね。

そこで結婚相手やエサを探すことに体力を使うよりも、そのエネルギーを卵をうむことに使っていると考えられています。メスはじっとオスを待って、卵をうむために備えているのです。ちなみに、フユシャクガは一匹のメスが数百個もの卵をうむそうです。