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とことん 石川流域のホタル




 ホタルについて知ってみようー!!

 ホタルについてどのくらい知っていますか? 

ここでは主に、ゲンジボタルとヘイケボタルを紹介します。 この情報でホタルに少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。


ホタルはどのような場所で生活しているの? 

ゲンジボタルとヘイケボタルの幼虫は水中で生活していますが、陸上で生活しているホタルもいます。

ホタルは蝶などのようにさなぎになって成長し、成虫になると飛び始めます。

6月上旬からがホタルの見頃です。観察する場合にはライトなど光を当てないようにしてくださいね。  


ゲンジボタルとヘイケボタルの違いは? 

ゲンジボタルが約21mmで、ヘイケボタルは約11mmでゲンジボタルの方が大きいです。 


ゲンジボタルとヘイケボタルの違いは模様です。ゲンジボタルは十字の模様、ヘイケボタルは一本線の模様があります。  


ホタルはどのあたりに住んでいるの? 



ゲンジボタル・ヘイケボタルは日本のほとんどに生息しているため、いろいろな場所で観察することができます。

最近は水が汚くなるなどの理由でホタルが減ってきてしまっています。


ゲンジボタルとヘイケボタルの幼虫の生態は?

 ゲンジボタルとヘイケボタルの幼虫はカワニナという巻貝を溶かしながら食べます。カワニナが多いほどホタルの個体数が多いことが分かっています。

ホタルは卵を川の近くの湿ったコケに産みつけます。川に近いことで、ふ化すると川にそのまま落ちて生活を始めます。 卵の時から発光しています。


ホタルの幼虫がカワニナを捕食中!


カワニナとはどんな貝?

 カワニナは珪藻などの藻を食べて生活しています。そのため、日当たりが良い場所に多く生息しています。カワニナは吸盤があり、多少の増水などでは流されにくいです。また、遡上することもでき、もし流されたとしても元の場所に戻ることができます。30分間で2mも移動できることが分かっています。 



あまり知られていないびっくり情報!! 

①幼虫も光る!

ホタルは成虫の時しか光っていると思っていませんか?実は生まれた時から光っているのです。また、今回紹介したほかにもたくさんの種類のホタルがいます。 ホタルの映像を調べてみてください。きっと癒されると思います。 


②生息場所によって発光パターンが違う!! 

ホタルの発光パターンはオス・メスのコミュニケーションの手段として知られています。西日本では2秒間隔、東日本では4秒間隔、東日本と西日本の境の地域では3秒間隔で発行することが知られています。


生きものクイズ


参考文献

 ゲンジボタルの発光パターンに及ぼす温度環境の影響―地理的差異による2型分布に対する考察としてー 阿部ほか2004 

足もとの自然史Jrジャーナル 第2号 


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