今週の新着動画


空を滑空する哺乳類が源流の森にたくさん生息!?


源流の森で最大級の齧歯目(げっしもく)! 

空を滑空する哺乳類をみなさん知っていますか? 哺乳類は私達人間も含まれている分類群です。 源流の森には空を滑空する哺乳類はムササビがいますが。石川源流にはムササビが多数生息しています。 ムササビはリスの仲間で、最も大きな哺乳類です。尾長を入れると90cmほどにもなります。 


大きいけどリスの仲間  食べ物は草食生 

ムササビは大きいですが、リスの仲間です。リスの仲間なので食べるものはリスに似ています。

99%以上植物を食べます。葉が尖っている針葉樹・葉が広い広葉樹など、なんでも食べます。花粉も大好きで植物の花も食べます。


どうして空を滑空できるの? 

ムササビは空を滑空します。滑空とは紙飛行機を飛ばすのと同じようなもので、自ら羽を羽ばたかせるわけではありません。 ムササビの体の脇には皮膜(ひまく)があって、それを広げることで飛行機の羽の役割をはたし、風を受けて遠くにまで飛ぶことができます。 約100m先まで飛ぶことができます。 



1年に2回繁殖!繁殖する場所は木の洞(ウロ)の中 

ムササビは1年に2回繁殖をします。 繁殖期のメスは栄養価の高い鳥の卵や昆虫を食べることもあります。 繁殖する場所は大きな木の幹にあいた穴=洞(ウロ)です。木の洞を利用する生きものは源流の森ではとても多く、フクロウ・ムササビ・アライグマなどで競い合って使っています。 



記事執筆協力 画像提供:大門聖